特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン

Good Willネットワーク【熊本⇒東北】仙台市訪問 レポート④

2017.05.03

Good Willネットワーク【熊本⇒東北】仙台市訪問 レポート④

東北視察2日目 仙台市内訪問
2017年3月15日

レポート作成者:一般社団法人NOOK 小森はるか

<概要>

熊本地震における民間支援団体のネットワーク組織「よか隊ネット」の東北視察2日目。宮城県仙台市にて、エイブル・アート・ジャパンの武田和恵さんが案内役となり、津波被害を受けた沿岸地域と仙台という大都市の中心部の両方を訪れ、被災された方々との交流や支援する取り組みを学ぶ。前半は「これまでを振り返るワークショップ」に参加。(主催:せんだい3.11メモリアル交流館、デザイン/進行:西海石みかささん)その後、せんだい3.11メモリアル交流館を訪問し施設内の展示見学、職員の飯川晃さんより、地域交流の取り組みについてお話を伺う。甚大な津波被害を受けた沿岸部・荒浜地区も見学。後半は、よか隊ネットチームとも交流の深い、一般社団法人パーソナルサポートセンターを訪問。宮城県被災者転居支援センターのセンター長・高木秀明さんのご案内のもと各事業所にてお話を伺う。

<感想>

よか隊ネットチームにとっては、はじめて東北の津波被害を受けた地に触れる経験となった。午前中にダンサーの西海石さんのワークショップに参加したこともあり、情報を通してではなく自分の身体で感じることがどれほど強い体験となるのか、荒浜地区を訪問したり、その側で活動する人たちの話を聞く中で、身を以て実感した一日だった。
せんだい3.11メモリアル交流館では、被災した地域の近隣に構えることで、展示施設のような公共スペースでも、地域の人たちが交流する拠点として、また記憶を共有する場としてコミュニティスペースとなる可能性があることを学んだ。
パーソナルサポートセンターでは、都市部に集中して窓口を設けているため、孤立してしまう人たちにもアクセスしやすく、人目を気にせず一人ひとりが自立していくための環境を整えることの大切さを教わった。そのためには、支援者が徹底してプライバシーを守る体制をつくり、かつ支援者自身に対するケアも忘れてはならないと再認識した。
熊本では「まだら被災」と呼ばれるように、一人ひとりの被害状況は一つの地域の中でも様々である。また都市部から農村部までと、コミュニティの在り方も幅広い。熊本の被災地においても、どのように立地を活かし、公共空間とプライベート空間をつくるべきか、人の集える場とは何かを考えるきっかけとなった。今日一日を通して学んだ経験がこれから実践の場で役に立つであろう。

5月3日 2017

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