特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン

Good Willネットワーク【熊本⇒東北】NPO法人ポラリス訪問 レポート④

2017.05.03

Good Willネットワーク【熊本⇒東北】NPO法人ポラリス訪問 レポート④

東北視察3日目 山元町 NPO法人ポラリス 訪問
2017年3月16日

レポート作成者:一般社団法人NOOK 清水翼

<概要>

熊本地震における民間支援団体のネットワーク組織「よか隊ネット」の東北視察3日目。宮城県沿岸部の山元町をNPO法人ポラリスの代表理事・田口ひろみさんの案内で見て回る。震災後に起業し、今や全国区となったイチゴ農園(ポラリスのメンバーも働いている)や、津波の被害を受けた中浜小学校跡、そしてポラリスとそのアトリエなどを訪れた。

<訪れた場所>

JR山下駅~㈱GRAいちごワールド~中浜小学校跡~カフェ地球村~NPO法人ポラリス~こう・ふくアトリエ

<感想>

ポラリスの代表・田口さんが社会福祉協議会に務めていた頃に感じていた、ある種の限界を越えるために、福祉業界だけで完結させないよう、山元町の地域全体を利用者のフィールドととらえることにポラリスの出発点がある。弱者に対する偏見やアレルギーと闘っていくには、地域に対して開かれた活動を継続していくことが必要であり、それは同時に、社会の側にもしなやかな変化が求められる、と田口さんは語っていた。ポラリスが積極的に地域と関わり、自身の居場所を社会の中に求めていこうというするこの姿勢は、仮設住宅やみなし仮設に住む人たち、また、熊本で多い車中泊を続ける人々にも応用可能なのではないか。家に閉じこもってしまいがちな障がいを持った人たちが、ポラリスを通じてではあるが、やれること、やりたいことを社会の中で実現できることは、被災地で孤立して暮らす人々にとっても一つのケーススタディーとして有効であると考える。私たちが歩みよるのではなく、集まってくる空間を作ること。

JR山下駅前に設置された壁画は、山元町の民話の会や地域の高齢者との共同で制作された。また、山元町にある花屋の社長は、現在はポラリスの活動の一番の理解者となり、メンバーの働く場として自身の会社を提供しているそうだ。こうした事例を積み重ねることで、弱者を包摂することが豊かさの指標の一つとなる社会が未来にやってくることを願う。

5月3日 2017

NPO のみなさまへ

あなたの活動を「いまできること」で広く伝えていきませんか?
現在行っている支援活動の内容をお寄せください。

情報提供フォーム