熊本・大分のためにいまできること

九州の学生、社会人の方々へ

2016.07.25

「僕に、私に、熊本のために今できることは何かあるのだろうか?」
熊本近隣に住む九州の多くの方がそう思っていると思うのです。

僕の責任において断言します———「あります」

ご挨拶が遅れました。
公益社団法人助けあいジャパン共同代表理事の石川淳哉です。
東京を中心に活動していますが、僕自身大分で生まれ、大分で育ちました。
車同士が狭い道ですれ違う「離合(りごう)」が標準語ではないことを、
この春はじめて知ってショックを隠せない九州人、
母親をはじめ多くの大切な人がこの地域で生活をしていますから、
今回の熊本・大分で発生したこの震災は、他人事ではありません。
東日本大震災の支援に動いた経験をもとに、
今回も複数回にわたって熊本・大分に入り、
わたしたちが「いまできること」を探りました。

熊本にはあなたの力を必要としていることがまだまだたくさんあるのです。
九州の人(特に九州男児という生物)は、頑固だし、意地っ張りだし、分かりづらい。
僕もそうなのでよくわかります。自分から”助けて”ってなかなか言えないんです。
おまけに何ヶ月も経っているんで自己責任でやんなきゃっていう気持ちが大きい。
しかし、残念ながら、熊本特に益城町、南阿蘇などの被災状況は、
自分でできる範囲をはるかに超えているようです。
自治体職員自身が重度の被災者でもあり、住民と家族とミッションの板挟みで、
この夏きっと心身ともに疲れのピークを迎えると予想されます。

九州の真ん中にある熊本。
どこからも近いので、何度でも行けるのは九州近隣に住む人の謂わば特権です。
いつどこで起きるかわからない次の災害、
今度は自分が被災者になる可能性だって十分に考えられます。
そのためにも被災地を一度見ておくことは有効ですし、
人の縁を作っておくことはおすすめです。
いざ、ボランティアをすると言ってもどんなニーズがあって、
何が力になれるのかわかりませんよね。
実際に現地で望まれていることはたくさんあります。
「瓦礫や自宅の片付け」「農地の整理」
「植え付けと収穫のお手伝い」というガテン系。
仮設住宅移行フェーズにまつわる「心身ケア」「学習支援」「生活改善」などの
ソフト系までニーズは様々です。

もっと言うとあなたが得意な趣味がボランティアにつながることが多いですよ。
ええ、少しドライブの足をのばして観光に行くことさえも現地の人は大助かりです。
もしあなたがボランティアに行くかどうか迷っていたら、
まず相談してみるのが一番いいかもしれません。

ボランティア全体情報を見るのもいいでしょう。
Yahoo!ボランティア」「ボランティアインフォ

NPOに相談するのもいいかもしれません。
JVOAD」「ピースボート災害ボランティアセンター

支援拠点に尋ねるのも一つの手です。
菊池市まごころボランティアベースキャンプ」「崇城大学ボランティアビレッジ

会社で参加するなら
CVN(民間防災および被災地支援ネットワーク)が頼りになります。

さて、僕が今日みなさんにお勧めするのは、
あなたの県の頼りになる若者に相談してみることです。
ここに紹介する若者は全員「きっかけバス」というプロジェクト参加者です。
「きっかけバス」は、47都道府県から学生が東北にボランティアという
実体験を通じて復興と防災を考えるバスツアー。
若者自身が立ち上げたプロジェクトですが、
その運営や寄付集めに助けあいジャパン自身も深く関わっていました。
1,700名ほどが参加してくれました。
次世代を担う子たちが「困った時には助け合える」地域を支える
有望な人材となってくれることを期待をして応援しましたが、
こんなにも多くの積極参加者が生まれるとは想像もしていませんでした。
地域に戻った学生たちが積極的に動き始めているのです。
彼らは熊本の被災地へ何度も足を運び、細かいニーズを知り尽くしているのですよ。

◆熊本

Koudai Katayama

◆大分
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松尾篤典

◆福岡 確認中
◆佐賀 確認中
◆長崎 確認中
◆宮崎 確認中
◆鹿児島

小西里奈

◆沖縄 確認中

最後にもう一度。
熊本復興は、この夏が山場です。
九州に住まうお一人お一人が、熊本の復興に一役買えるように。
ALL九州で、ぜひお願いします。

【石川淳哉プロフィール】
公益社団法人助けあいジャパン共同代表理事|1962年大分県生まれ。世界のさまざまな社会課題を解決するために、クリエイティブの可能性を追求する人生と決断。 2011年、東日本大震災が起きた際に、復興情報支援サイト「助けあいジャパン」を開設。その後、書籍「防災かあさん」、2014年に内閣府防災ポータル「TEAM防災ジャパン」、2016年に「熊本地震 いまできること」を開設。