熊本・大分のためにいまできること

被災地だから経験できる!膨大な学びのチャンス!

2016.10.03

宮崎県五ヶ瀬町を拠点に活動しているNPO法人五ヶ瀬自然学校の杉田です。
4月17日に南阿蘇村(旧長陽村)にある南阿蘇西小学校に信頼できるスタッフと二人、四駆の三菱ストラーダにハガマとカマド、薪、水、無洗米を持って支援に行って以来、熊本地震に関わっています。

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自然学校というのは平和な時は子どもたちを自然の中にいざない、生きる術、生きる力を教えるのが仕事です。
最近は過疎が進む村で楽しく生きるためにはどうすれば良いのか?集落の方と一緒に考え、出来ることを実践したりしていました。
例えば、荒れた棚田を開墾再生し、皆で美味しいトウモロコシを作ったりしています。

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そんな自然学校の目の前で大災害が起こりました。
宮崎県である五ヶ瀬町は被災地に最も近い安全地帯となりました。
更に物流が生きていました。
そうなれば私たちは、どんな所でも生き抜ける力と道具を持っているのですから、初動に強い特殊部隊になれるのです。
そんな訳で必然的に私たちは支援に入りました。

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GWまでは五ヶ瀬町や高千穂町、山都町の行政や住民の力も借り、信頼できる仲間たちと、RQ災害教育センターの仕組みで全国から届いた支援物資約50tを熊本の被災地全域に配送しました。
食べ物が無い避難所におにぎりの炊き出しもしました。
その後は、一般ボランティアも受け入れ、屋根のブルーシート張り、危険家屋判定のお宅の引っ越し手伝い、地割れしている家の基礎の砂利入れ、倒壊した作業小屋の解体、テントの設営、簡易家屋の建て方、最近は草刈り、ビニールハウスの解体・組み立て、野菜の収穫、苗の植え付けなど農業ボランティアのニーズが増えて来ました。
7月からは大学生に向けて情報発信を強化し、その効果もあってか現在は全国から来てくれています。

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私たちは一貫して、行政や社協ボランティアセンターが対応している事はお任せし、自主避難所や個人避難者への支援、民間でなければ出来ないボランティアをやって来ました。
危険ではないか?と思われる作業もありますが、実際に作業をする方が下見をし、出来ると判断すればやって来ました。
ですからニーズが絶えることはありません。
常に人材が不足しています。

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被災地はまさに前人未踏の地です。
つまり私たちは冒険をしている訳です。
天災は何度も世界を襲います。
しかし、二度と同じ災害はありません。
毎回異なる時間を生み出します。
「冒険家とは前人未到の地へ行き目的を達成して帰って来た人」と植村直巳は言っていました。
いくらでも間違うし失敗します。
しかしそれを放置すれば遭難します。
失敗したら直ぐに修正する。
そうして少しずつ前進するしかありません。
その積み重ねが復興だと思います。
ここには膨大な学びがあります。
皆さんも是非、経験してみて下さい。

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熊本復興人間力募集プロジェクトというホームページを立ち上げました。
ポスターをグラフィックデザイナーの谷口広樹氏、動画を亀山聡氏が作ってくれました。
被災地で自分をさて置き人のために働いた人の物語、ボランティアをした人の思い、今みなさんが出来る事など、熊本地震を皆さんに知っていただくため、これからもこのホームページを作り続けたいと思います。
皆様の人間力を募集しております。

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【杉田英治プロフィール】

グラフィックデザイナー、カヌーガイド、スキーインストラクター
1987年/東京デザイナー学院グラフィックデザイン科卒業
1992年/カナダバンクーバー~ホワイトホースをマウンテンバイクで走破
ホワイトホース~アラスカアンビック(ユーコン川)をカナディアンカヌーで漕破
1994年/ネパールカラパタールトレッキング
1995年/ネパールランタントレッキング
1996年/インドザンスカールトレッキング
1997年/中国雲南省シーサンパンナ、四川省シャングリラトレッキング
2005年/NPO法人五ヶ瀬自然学校設立

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