取材班による現地レポート

全国のご当地キャラが呉市に集合!~復興応援 呉ご当地キャラ祭

2019.05.21

豪雨災害で甚大な被害を受けた呉市の復興を支援しようと、全国のご当地キャラが集ったイベント「復興応援 呉ご当地キャラ祭」が5月11・12日に行われた。くまモンやふなっしーなど27体のご当地キャラが登場。ステージパフォーマンスや撮影会などで観客を楽しませた。会場内ではご当地グルメや特産品なども販売。呉市の魅力をアピールした。

復興途上の呉市だが、観光施設や商業施設、飲食店などの多くが通常営業している。「呉は元気にしちょるよ!遊びに来んさい!」と発信するため、呉市公式キャラクター呉氏が全国のご当地キャラに声を掛け、イベントの開催が実現した。主催は、呉市内の企業などでつくる「復興応援呉ご当地キャラ祭実行委員会」と呉市。

キャラクターに囲まれてあいさつする新原芳明呉市長。

オープニングでは、新原芳明呉市長が「昨年7月に西日本豪雨災害が起き、呉市も大変大きな被害を受けましたが、全国からたくさんのボランティアの皆さんにおいでいただき、寄付金や支援物資も寄せていただきました。各地の自治体から、例えば水が足りない地域には給水車を、ゴミを集めるのが大変な地域にはゴミ収集車を出していただきました。また、全国からいろんなキャラクターが、被災者とその子どもたちを励まそうと、寄付金や支援物資を持って応援に来てくれました。本当にありがとうございました」とあいさつ。

 

復興応援呉ご当地キャラ祭実行委員会の中元順一朗実行委員長。

続いて、復興応援呉ご当地キャラ祭実行委員会の中元順一朗実行委員長が「素敵な仲間たちとたくさんのお客さんと一緒に、楽しく過ごせることをうれしく思います。呉市はまだまだ復興まで道半ばですが、応援してくださるみなさんと楽しく過ごせたら。気軽に遊んでもらって、呉中心地にも足を延ばしてください。コンパクトシティなので、歩いて楽しめますよ」と呼び掛けた。

 

人気を集めたステージでは、2日間で27のご当地キャラが登場した。写真撮影もOKとあって、ステージ終了後は記念撮影をする親子連れやカップルが列を作っていた。

熊本県のキャラクター、くまモンは2日間にわたり舞台で活躍!

呉市の公式キャラクター、呉氏は大人気。

他のご当地キャラと一緒にダンスやトークを披露した人気キャラクター、ふなっしー。姿が見えると会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。

地元、呉市の酒造会社「三宅本店」のキャラクター、「Vパック君」。普段は新酒祭りにしか登場しないレアキャラのため、たくさんの人が記念撮影をしていた。

呉氏のオリジナルグッズの他、全国からやってきたキャラクターのグッズ販売エリアも人気を集めた。

海上自衛隊は、被災地での活動を記録した写真を展示。

水中処分母船の見学に、長い行列ができた。自衛官の服を着て、イメージキャラクターのくれこ・やまとと記念撮影する家族連れも。

呉海自カレーや地酒、細うどん、ラムネなど、呉のグルメが味わえるブースがずらり。買い求めたグルメは、海が見えるテーブル席でゆっくり味わえるよう工夫されていた。

呉市にある中元本店は、ラムネを販売。江田島市から訪れた丸子虹花さん(8)、新田沙織さん(8)は「初めてラムネを飲んだ。さわやかな味」と笑顔。2人は「今日はくまモンやふなっしー、ほかにもいろんなご当地キャラを見て帰りたい。呉が好きになりました」と話してくれた。

 

今年4月まで静岡県で勤務していたという高岡さんは、家族6人で呉市広から来場。「こんなにたくさんのご当地キャラが集まる、大がかりなイベントは素晴らしい。全国から集まった人たちが、呉市を知って楽しんで帰ってくれたら、今後のにぎわいにつながるのでは。海上自衛隊の水中処分母船の見学など呉市らしい催しもあり、マニアでなくても心躍る時間でした」と話していた。

山口県周南市の周南観光コンベンション協会は、昨年10月に呉市内の企業がみなとまつり「ミナトのミーツ」に参加してくれたお礼にとブース出店で参加。パンフレットを配布したり、地酒を販売したりして周南市をPR。「港町の呉市とは、地域の特性が似ています。また縁があれば呉市のイベントに参加したい」

呉氏の呼び掛けに応え、「だって仲間だろ」と全国のご当地キャラに声を掛けたふなっしーが、メッセージを寄せてくれた。

「復興応援 呉ご当地キャラ祭」は2日間で約3万2000人が訪れた。市内の飲食店や施設を回遊した人も多く、呉市の魅力のアピールにもつながった。楽しい思い出と共に、復興に向け新たな力も得た時間になったことを、多くの笑顔が物語っていた。

 

いまできること取材班
取材・文 門田聖子(ぶるぼん企画室)
写真 堀行丈治(ぶるぼん企画室)

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