取材班による現地レポート

復興へのあゆみ vol.4 外で遊ぶ子どもたちの笑顔を取り戻したい

2019.08.05

宇和島市NPO団体If(イフ)代表 薬師神 理子 さん

外で遊ぶ子どもたちの笑顔を取り戻したい

宇和島市NPO団体If(イフ)は平成30年7月豪雨発災後、社会福祉協議会の子育て支援メンバーや地域のボランティアと協力して、子どもの遊び場づくりや楽器演奏を通した音楽支援、足湯などのサロンを行い、子どもから高齢者までの心のケアに取り組みました。

中間支援組織設立に向けた中心メンバーとしても活躍

被害の大きかった吉田町では発災以降、子どもが外で遊ぶ姿を見かける機会が少なくなっていたと代表を務める薬師神さんは話します。

吉田公園は災害ゴミの仮置き場になり、災害ゴミがなくなった後も利用できない状況が続きました。「どこかで外遊びができる機会を作りたい」との想いから、松山市のNPO法人などと協力し吉田伊達広場で外遊びをテーマとしたイベント「プレーパーク」を開催しました。

【プレーパーク】6・7月は水遊び。多くの家族連れが集まり、子どもたちは吉田伊達広場を駆け回りました。

初回は2月という寒い時期にもかかわらず、この機会を待ちわびていたかのようにたくさんの子どもたちが集まりました。駐車場やトイレが近くにある環境は、子どもを遊ばせるには助かると保護者からも好評です。イベントの開催費用には、復興支援としてヤフー㈱が全国から募っている「Yahoo! ネット募金」も活用できることになり、月1回程度開催できる見込みも立ちました。

発災から1年が経ち、こういったイベントを通して、少しずつではありますが子どもたちの姿が戻りつつあります。薬師神さんは「もっとたくさんの子どもたちに笑顔が戻るよう活動を続けていきたい」と話してくれました。

宇和島市NPO団体If(イフ)代表 薬師神 理子 さん

プロフィール
平成30年7月豪雨災害後に立ち上がった宇和島市NPO団体。災害支援物資の調達などのほかに、子どもの心のケアなど、子どもたちの笑顔につながる活動を展開しています。

広報うわじま 8月号 No.169より
(令和元年8月1日発行)

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