KDDI株式会社

企業のチカラを、被災地・熊本に。①「KDDI株式会社」のボランティア活動

2016.06.24

地震発生から二ヶ月が過ぎた6月18日(土)。東京に本社を置く「KDDI株式会社」の社員ボランティアたちの姿が、益城町にあった。熊本地震発生後すぐに、県内全域の通信の復旧や、避難所でのWi-Fi環境の整備、充電機器の設置に取り組んできた同社が、次の人的支援として現地ボランティアを最初におこなったのは、5月14日(土)嘉島町でのこと。それからひと月後となる今回のボランティア活動の様子、そして社員たちの胸のうちとは―。現地取材を通して見えてきた、“企業だからこそできるボランティア”の姿を追った。

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関東や九州から集まったKDDIの社員たち

KDDI社員の頼もしい存在が、被災地をあたたかく支援

気温30度超えのこの日、23名の社員を被災地に派遣したKDDI。そのうち18名が、益城町安永地区の福本義政さん(79歳)宅で活動をおこなった。福本さんの住まいは、4月14日の前震の日に住宅が全壊。当時、家にいた家族3人のうち、ご子息の奥様が無常にも犠牲者となってしまった。

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地震で自らも家の下敷きになった義政さん。腰の骨を折る大けがを負ったそうだ

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献花がたむけられた家屋に、全員で黙とうしたあと、支援活動がスタート

この日は、地震後ほぼ手つかずだった屋根瓦などの撤去作業と、大切な家財道具を取り出す作業が並行しておこなわれた。KDDIの現場責任者である井瀬祐輔さん(写真下段)に話をうかがうと、「二ヶ月経ったとはいえ、福本さんのお宅もそうですが、倒壊したままの住宅が益城町のいたる所にあることに社員一同、驚きました。まだ、継続的な支援が必要だと感じますね」と、面持ちは神妙だ。

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「ボランティアに参加した若手社員のなかには、被災地のご年配の方と仲良くなり、スマホの使い方を教えるなどして、おばあちゃんと孫みたいな関係を築くものもいました。通信会社ならではのサポートができると感じています」と井瀬さん

2階建てだった住まいの面影がないほど、見るも無残な姿となった現場では、みんなが汗だくになりながら、落ちた屋根瓦や、倒壊した家屋の建材を仕分けていた。「災害で出たものを、種類別に仕分けることが、とても大事なんですね。これをするかしないかで、処理の費用が10倍も違ってくるそうです」(井瀬さん)。倒壊した建物がいまなお手つかずのまま残される益城町。分別にかかる手間を考えてみても、人出の確保が見込める企業のチカラは、被災地にとってまだまだ必要といえる。

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瓦を細かく砕くことで、袋に入る量が一気に増える

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ヘルメットに長袖、長ズボン、軍手、防塵マスク姿の社員たち。気温30度超えとはいえ、ケガをしないための格好が徹底されていた

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猛暑の中での作業は、熱中症対策も大事に。KDDIでは、参加者一人ひとりに、塩分補給のアメを支給

ボランティア参加者の声

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東京から参加の平舘さん。「東北のボランティアには、10回ほど行きました。今回、熊本地震のボランティア募集にあたり、『自分にできることをやろう』という思いで参加しました。倒壊した建物での作業には、靴底に入れるクギなどの踏み抜き防止(写真右手)が必要ですね」

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福岡から参加の小蔵さん。「小屋の中から樽が出てきました。中身は手作りのお味噌でしたが、無事だったのがうれしい。一人ではなかなか行動しづらいですが、会社でボランティアの取り組みがあると、参加しやすいのがいいですね」

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福岡から参加の岡本さん。「5月のボランティア第一弾のときにも参加しました。そのとき、クギが刺さったままの柱が多かったので、今回はクギ抜きを持参。準備をしておくと、現場での作業がスムーズです」

KDDIでは、今後も長期的なスパンで支援活動を継続していくそうだ。全国にネットワークを持つ電気通信会社大手としての心強い支援。平成28年熊本地震と、このたびの記録的豪雨により、大打撃を受けた被災地にとって、復興へ向かう大きな支えとなるだろう。

いまできること取材班
文章:稲積清子
撮影:長谷和仁

6月24日 2016

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