
「薬剤師転職サイトは選ぶなと言われるのはなぜ?どうやって転職先を探すのがいいんだろう・・・」
インターネットで「薬剤師転職サイトは使わない方がいい」という意見を見かけると、使わない方がいいのか迷いますよね。
「転職したいけど、転職サイトを使った方がいいのか、自分で転職先を探した方がいいのか分からない。」このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は「薬剤師転職サイトを選ぶなと言われる意味や、転職サイトの選び方」についてお話していきます。
さらに、転職サイトを上手に使うためのコツもお伝えしているので、ぜひ参考にしてみてください!
「薬剤師転職サイトは選ぶな」の真相!隠された3つの真意
「薬剤師転職サイトは選ぶな」と言われると、どうやって転職先を探せばいいのか困りますよね。
そこで、ここからは以下についてお話していきます。
- 薬剤師転職サイトを絶対に使ってはいけないという意味ではない
- ①デメリットを感じたくない人は使わない方がいいという意味
- ②サイトの内容を吟味せずに適当に選んではいけないという意味
- ③一部おすすめできない転職サイトもあるという意味
まずは、「薬剤師転職サイトは選ぶな」の意味を正しく理解することが大切です。
ということで、詳しく見ていきましょう!
薬剤師転職サイトを絶対に使ってはいけないという意味ではない
結論から言うと、「薬剤師転職サイトは選ぶな」とは、「薬剤師転職サイトを使わない方がいい人『も』いる」という意味。
転職成功率を高めるために、薬剤師転職サイトはうまく活用すべきです。
転職に求める条件は人それぞれですよね。
以前転職した人の中で転職サイト選びに失敗した人、転職サイトの対応で嫌な思いをした人が「薬剤師転職サイトは選ぶな・使うな」と言っているのです。
厚生労働省の調査によると、転職時に人材紹介を利用して今の職場を見つけた薬剤師は、病院薬剤師で13.7%、薬局薬剤師で26.9%。
実際は多くの薬剤師が転職サイトや人材紹介を上手に利用していることが分かります。
忙しい毎日の中、良い転職先をラクに見つけたい方は、転職サイトの利用を検討してみましょう。
①デメリットを感じたくない人は使わない方がいいという意味
「薬剤師転職サイトは選ぶな」には、「サイト利用によるデメリットにストレスを感じる人は使わない方がいい」という意味があります。
薬剤師転職サイトには、以下のデメリットがあります。
- 転職サイトの連絡への対応に時間や手間がかかる
- 個人情報を入力する必要がある
- 希望と合わない求人を紹介されることがある
- 担当者から転職をせかされることがある
転職サイトの利用はメリットが大きいため、基本的には転職サイトを利用すべきです。
しかし、デメリットがどうしても気になる方は、薬剤師転職サイトを使わない方がストレスを感じずに済むでしょう。
参考までに、薬剤師転職サイト以外の転職方法をご紹介します。
- SNSから応募する
- 知人の紹介などのツテから応募する
- 公共職業安定所(ハローワーク)を利用する
- 企業・医療機関の採用ページから直接応募する
- 地域の求人情報誌や医療機関に貼ってある求人ポスターから応募する
どの転職方法も自分で情報を集め、年収や面接日程の交渉も自分でしなければなりません。
これには大きな手間や労力がかかります。
薬剤師転職サイトのメリット・デメリットをよく考え、自分に合った転職方法を考えてみましょう。
②サイトの内容を吟味せずに適当に選んではいけないという意味
薬剤師転職サイトにはそれぞれ特徴があるため、「サイトの内容を吟味しないで適当に選ぶと後悔する」という意味もあります。
薬剤師転職サイトの内容や特徴を知るには、以下の項目を確認しましょう。
- 総合型か特化型か
- 得意な地域(都市部・地方など)
- 得意な職種(病院・調剤薬局・企業など)
- 取り扱う求人数
- 担当エージェントの質や経歴(薬剤師出身・国家資格所持者など)
- 提供できるサービス(Web面談・求人票のアレンジなど)
- エージェントからのサポートの有無
転職サイトは幅広い職種に対応できる「総合型転職サイト」と、特定の業種に特化した「特化型転職サイト」に分かれます。
薬剤師を辞めて他の仕事につきたい場合は「総合型転職サイト」、薬剤師として転職する場合は「薬剤師特化型転職サイト」と使い分けるのがおすすめです。
また、転職サイトのホームページには、自社が提供できるサービスや強みが必ず記載されています。
「どこに登録しても同じ」とは思わずに、サイトの記載内容をよく確認してみましょう。
③転職サイトを使うと採用率が下がる場合があるという意味
「薬剤師転職サイトを使わない方が採用されやすい」という意味があることにも注意が必要です。
実は薬剤師が全ての転職サービスを無料で受けられるのは、転職先からの手数料で転職サイトが運営されているから。
薬剤師転職サイトから紹介された人材を採用した場合、転職先は既定の手数料をサイトに支払っているんです。
厚生労働省の病院を対象にした調査によると、病院は採用者の年収の平均22.5%を転職サイトに支払っており、その平均手数料額は122.5万円。
「手数料が経営上の負担となっている」と返答した病院は69.2%にも達しました。
この金額は病院を対象にした調査のため、調剤薬局やドラッグストアではやや金額が異なる可能性はあります。
しかし、転職サイトに手数料を支払うのは病院も調剤薬局も同じこと。
もし転職サイト経由と直接応募の希望者がいた場合、同じくらいの人材なら直接応募の希望者が採用されやすいことは一応頭に入れておきましょう。
こんな人は転職サイトを選ぶな!使わない方がいい人の特徴
転職をするなら基本的には薬剤師転職サイトの使用がおすすめですが、一部「転職サイトを使わない方がいい人」も存在します。
具体的には、以下に当てはまる人です。
- 自分のペースで誰にも急かされずに転職活動をしたい人
- 転職したい企業や病院がすでに絞れている人
- ミスマッチやギャップを防ぐために自分で転職先を選びたい人
使わない方がいい人が転職サイトを選ぶのは、時間と労力の無駄づかい。
というわけで、ここからは「自分が転職サイトを使わない方がいい人」なのか確認してみましょう!
自分のペースで誰にも急かされずに転職活動をしたい人
自分のペースを乱されずに転職活動をしたい人は、薬剤師転職サイトを使わない方がいいです。
薬剤師転職サイトへ登録後の流れを、ご紹介します。
- 必要事項を入力して登録する
- 担当のエージェントから登録確認の電話がかかってくる
- 日程調整をして、エージェントと面談をする
- 希望に合った求人を紹介される
- 希望の転職先を決定する
- 必要に応じて面接対策を行う
- 採用面接を受ける
- 採用条件の調整を行い、内定が決定する
転職サイトに登録すると、希望条件のすり合わせや案件紹介のため担当エージェントと連絡を取り合います。
その連絡を「転職をせかされている」と感じる人がいるのも事実です。
なお、転職サイトが重点的なサポートを行うのは、登録後2〜6か月ほど。
厚生労働省の調査によると、6割以上の転職者が転職活動開始から半年以内に現職を辞めているため、妥当なサポート期間と言えます。
転職活動を始めてから現職を離れるまでの期間 | 全体に対する割合 |
1か月未満 | 18.3% |
1か月~3か月未満 | 28.8% |
3か月~6か月未満 | 15.7% |
(データ出典:令和2年転職者実態調査の概況)
満足度の高い転職には細かな聞き取りやアドバイスのためのやりとりが欠かせません。
しかし、連絡により自分のペースを乱されると感じる人は、転職サイトの使用が向いていないといえるでしょう。
転職したい企業や病院がすでに絞れている人
転職したい企業や病院がすでに絞れている人は、転職サイトに登録する必要はありません。
企業や病院の採用ページから、直接応募しましょう。
先ほど説明したように、転職サイトを経由した人材を採用すると、採用側に手数料というコストが発生します。
そのため、直接応募した方が採用されやすい可能性があるんです。
そもそも大学病院や人気企業は新卒採用が多いため、欠員時に自社サイトから求人を出すのが一般的。
転職サイトに求人を出さないことも珍しくありません。
そのため、転職したい職場が決まっている人は転職サイトを通さず、直接応募しましょう。
ミスマッチやギャップを防ぐために自分で転職先を選びたい人
ミスマッチや入職後のギャップを防ぐために自分で転職先を選びたい人も、転職サイトは使わない方がいいでしょう。
残念なことに、転職サイトを利用してもミスマッチは存在します。
病院を対象にした厚生労働省の調査によると、転職サイトを利用した薬剤師の19.8%が6か月以内に離職しているんです。
転職サイトを利用すると情報収集は簡単です。
しかし、調べてもらった情報をデータとして見るだけだと、社風や企業理念・経営方針の理解が表面上のものとなり、入社後のギャップを感じる可能性があります。
一方、自分で転職先を探す場合「スタッフの声」「社長からのメッセージ」など、採用ページの細かいところまで自分の目で確認します。
結果的に自分で転職先を探すことで企業への理解が深まり、ミスマッチや入社後のギャップを防げるのです。
当てはまったら転職サイトの利用がおすすめ!使った方がいい人の特徴
「転職サイトを使わない方がいい人には当てはまらないけど、転職サイトを使った方がいいのかな?」
このように思う方もいることでしょう。
結論を言うと、以下の項目に当てはまる人は転職サイトの利用がおすすめです。
- 転職活動を何から始めたらいいかわからない人・転職初心者
- 自分の適性や強み・現在の市場価値を客観的に分析したい人
- 効率よく転職活動を進めたい人・その方法を知りたい人
- 書類の書き方や面接など選考対策に不安がある人
上記の項目に1つでも当てはまる人は、転職サイトの利用で転職成功率が上がること間違いありません。
というわけで、順番に見ていきましょう!
転職活動を何から始めたらいいかわからない人・転職初心者
転職初心者で転職活動を何から始めたらいいか分からない人は、転職サイトを利用するのがおすすめです。
初めての転職には、不安や疑問がたくさんあることでしょう。
その際、転職の疑問や不安を相談できる相手がいるのは、大きな安心感につながります。
転職サイトは多くの業種・職場の求人を取り扱っています。
登録者のみが見られる非公開求人を見るだけでも新しい発見がたくさん。
求人を見るだけで「こんな職場もあるんだ」「こんな働き方もあるんだ」と、転職先の幅がグンと広がります。
履歴書の添削や面接練習も大きな助けとなるため、転職初心者は転職サイトの利用を強くおすすめします。
自分の適性や強み・現在の市場価値を客観的に分析したい人
薬剤師転職サイトを利用すると自分の適性や強みなどをプロに分析してもらえるため、自己アピールが具体的になり、応募書類や面接で有利になります。
実はプロの視点から分析してもらうことで、自分では気づかなった職種の適性、強み、高い市場価値に気づく方も珍しくないんです。
「興味のあるキャリアがあるんだけど、どうしたら進めるか分からない」「自分が薬剤師転職市場でどの程度の価値があるか知りたい」などの悩みも、転職サイトの担当エージェントに相談できます。
また、自分を高く見積もりすぎて、強気すぎる年収や待遇交渉をしてしまうと内定を得にくくなります。
自分の市場価値を正しく理解し、スムーズで適切な転職につなげましょう。
効率よく転職活動を進めたい人・その方法を知りたい人
転職サイトは転職活動で手間のかかる作業の大部分を引き受けてくれます。
そのため、転職を効率よく進めたい方は、転職サイトをぜひ活用すべきです。
転職サイトに依頼できる業務を、下に紹介します。
- 求人紹介
- キャリア分析
- 職場見学の日程調整
- 求人の応募手続き
- 面接の日程調整
- 選考対策(履歴書添削・面接練習)
- 内定後の給与・待遇交渉
- 雇用契約書の確認
- 入職関連手続き
- 退職する職場の伝え方に関する相談
- 入職までのスケジュール調整
仕事をしながらの転職活動は、情報を集める時間が無かったり採用担当者と連絡を取りづらかったりします。
しかし、転職サイトに情報収集や転職先との連絡を全て依頼すれば、自分は応募書類の作成や現職の引き継ぎに集中できます。
転職サイトは転職のプロなので、情報収集や日程調整はお手のもの。
自分でやるよりも集まる情報の精度も高く、非常に有用です。
忙しい人は「サイトの担当者と何度も連絡をとるのが面倒」と思いがちですが、結果的には効率良く転職活動が進みます。
よい転職先をスムーズに見つけるために、転職サイトを上手に活用してみましょう。
書類の書き方や面接など選考対策に不安がある人
書類の書き方や面接などに不安がある人は、転職サイトによる選考対策が非常に役立ちます。
薬剤師の転職は以前よりも厳しくなっており、完成度の高い応募書類や面接が必要。
希望通りの転職を実現させるには、今まで通りの選考対策では不十分です。
自分の強みが転職先に利益をもたらせるとアピールできないと、人気の転職先で内定を得るのは難しくなります。
しかし、薬剤師転職サイトは転職先の社風や内情にも詳しいため、一般的な転職対策だけでなく「応募先が重視する内容」もアドバイスできます。
ポイントを絞った選考対策を受けることで、希望の転職先から内定をもらえる確率がグッと高まることでしょう。
こんな薬剤師転職サイトは選ぶな!使わない方がいいサイトの特徴
薬剤師転職サイトを使った方が良いといっても、ハズレの転職サイトは使いたくないですよね。
結論から言うと、使わない方がいい薬剤師転職サイトの特徴は以下の通りです。
- 自分の希望に沿わない求人が多い
- 求人数が極端に少ない・ブラックな条件の求人が多い
- 口コミ・評判を見ると悪い意見が多い
- エージェントのマナーや態度が悪い・無理強いをしてくる
上記の特徴を理解しておくと、外れの薬剤師転職サイトに当たるリスクを大きく下げられます。
というわけで、1つずつ見ていきましょう!
自分の希望に沿わない求人が多い
自分の希望に沿わない求人が多いサイトは、使わない方がいいです。
先ほど説明したように薬剤師転職サイトにはそれぞれ特色があるため、自分に合ったサイトを選ばなければなりません。
避けた方がよい薬剤師転職サイトの特徴は、以下の通りです。
- 求人数が単純に少ない
- 自分の希望する地域の求人が少ない
- 自分の希望職種の求人が少ない(病院希望なのに調剤薬局の求人ばかりなど)
自分の希望する職種や地域の求人が多いかどうかは、業種や地域を絞って求人検索すると確認できます。
しかし薬剤師転職サイトには登録しないと見られない「非公開求人」も多く存在し、条件の良い求人は自力で探せないことも。
できるだけ良い求人を多く紹介されるためにはいくつかのサイトに登録し、登録後のサポート内容で自分に合うサイトを見極めるのがおすすめです。
求人数が極端に少ない・ブラックな条件の求人が多い
登録されている求人数が極端に少なかったり、ブラックな条件の求人が多かったりする薬剤師転職サイトは避けてください。
まず、求人数が少ないと自分に合う転職先が見つかる可能性は単純に下がります。
他の転職サイトと比較して、極端に求人数が少なくないかは必ず確認しましょう。
レベルの低い転職先しか取り扱っていない場合、そのサイトには何かしらの問題がある可能性もあります。
また、エージェントが条件の悪い「誰でも受かりそうな求人」ばかり紹介してくる場合も要注意。
「誰でも受かりそうな求人」は人手不足が深刻なブラック企業の可能性が高く、エージェントが仲介手数料狙いで紹介しているのかもしれません。
もちろんよく絞り込んだ求人のみを紹介する転職サイトもあるため、求人数と求人の質のバランスが良いサイトを見極めましょう。
口コミ・評判を見ると悪い意見が多い
口コミが悪い転職サイトは、担当するエージェントの質や対応が悪い可能性があるため、要注意です。
インターネットやSNSをチェックして「希望に合わない求人ばかり押し付けられた」「求人が紹介されず、連絡も来ない」などの口コミが多くないか確認しておきましょう。
ただし、利用者の大多数は「満足した」という口コミを書かず、不満を感じた一部の利用者が悪い口コミを書いているだけのケースもあります。
あくまでも口コミは参考としてとらえ、最後は自分の意思で決めるようにしましょう。
エージェントのマナーや態度が悪い・無理強いをしてくる
転職サイトの担当者であるエージェントのほとんどは、転職希望者が良い職場を見つけられるように力を尽くしてくれます。
しかし、マナーの悪い悪質なエージェントが一部存在するのも事実です。
そのため、以下のような態度のエージェントには注意してください。
- 連絡が遅い
- 対応が機械的
- 転職を無理強いする
- エージェントの考えを押し付けてくる
- 転職の意思が弱いと知ったとたん態度が冷たくなる
面接や連絡時のマナーは転職満足度に大きく影響するため、我慢する必要はありません。
運悪く対応の悪いエージェントに当たってしまったら、転職サイトに担当エージェントの交代を依頼しましょう。
失敗しないために!薬剤師転職サイトを選ぶ際に見るべきポイント
「転職に失敗したくない!いい転職サイトはどうやって選んだらいいの?」と思う方も多いことでしょう。
結論から言うと、薬剤師転職サイトを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 自分が希望する職種の求人が多いかどうか
- マッチングや転職成功の実績が高いかどうか
- 利用者の口コミ・評判がよいかどうか
というわけで、順番に見ていきましょう!
自分が希望する職種の求人が多いかどうか
自分が希望する職種の求人が多いかは、必ずチェックしましょう。
求人数が多いサイトは、非公開求人も多い傾向があります。
求人数に関して見るべきポイントは、以下の通りです。
- 自分の希望する職種の求人が多いか
- 非公開求人はどの程度期待できるか
- 求人の内容が詳細で明確であるか
希望する職種が転職活動の過程で変わることもあるため、最初は求人数が多いサイトを選ぶのがおすすめ。
転職活動の途中で「希望する職種に強い転職サイト」が見つかった時は、追加で登録しましょう。
また、3つ目に挙げた「求人の内容が詳細で明確であるか」は、転職初心者が見逃しがちなポイントなので注意が必要です。
求人内容があいまいな転職先は、ブラックな可能性を否定できません。
しっかりと仕事内容を書いたら人が集まらないため、あえてあいまいに記載している可能性があります。
求人票の疑問点は、必ず担当エージェントに確認しておきましょう。
マッチングや転職成功の実績が高いかどうか
マッチングや転職成功の実績が高いかも、外せない確認ポイントです。
薬剤師転職サイトは、しっかりと自分の実績をアピールしています。
以下のような内容が記載されているか、サイトを確認してみましょう。
- 転職実績〇万件
- 薬剤師の転職満足度〇%
- 〇〇な薬剤師転職サイト1位
もちろん、実績表示が無くても素晴らしいサービスを提供する転職サイトも存在します。
しかし、転職サイトを選ぶ1つの指標として「転職成功の実績」は非常に有用なので、必ずチェックしておきましょう。
利用者の口コミ・評判がよいかどうか
提供するサポート、キャリアアドバイザーの質が高いサイトには良い口コミが集まるため、サイト利用者の口コミ・評判も確認しておきましょう。
転職サイトの口コミや評判を確認する方法は、以下の通りです。
- SNS
- 口コミサイト
- 実際に転職サイトを利用した知り合いの話
特に、実際の知り合いに転職サイト利用者がいる場合は、話を聞いてみるのがおすすめです。
同じ営業所を利用する場合は、当時の担当者の名前や対応など、具体的な内容を聞いてみましょう。
しかし、口コミや体験談には個人の主観が大いに含まれます。
一部の悪い口コミや体験談に考えを引っ張られないよう、口コミを見る際は複数の口コミをチェックするのがおすすめです。
求人紹介以外に希望するサポートが受けられるかどうか
薬剤師転職サイトのメイン業務は求人紹介ですが、それ以外に受けられるサポートも確認しておきましょう。
求人紹介以外で転職サイトが提供するサポートは、以下の通りです。
- キャリア相談
- 選考対策(履歴書添削・面接練習)
- 年収・待遇等の交渉
- 職場見学や面接日時、入社日の日程調整
- 現職の退職サポート
対面での面談を希望する場合は、自分の地域に営業所がある転職サイトを選ぶ必要があります。
中には対面の面談を行わない転職サイトもあるため、対面面談を希望する場合は確認しておきましょう。
薬剤師転職サイトを上手く利用するために欠かせない3つの心得
初めての転職の場合、どうやって転職サイトを使えばいいのか分からない人は多いです。
ここからは薬剤師転職サイトをうまく利用するための、以下3つの心得をお話します。
- 複数のサイトを併用していいとこ取りをする
- エージェントは自分の手間を省くためにうまく利用する
- 自分が納得のいく求人にのみ応募する・絶対に妥協しない
この3つの心得を知っておくと薬剤師転職サイトを上手に利用でき、ストレスの少ない転職が可能です。
というわけで、1つずつ見ていきましょう!
複数のサイトを併用していいとこ取りをする
複数の薬剤師転職サイトを併用すると、各サイトのいいとこ取りが可能です。
薬剤師転職サイトにはそれぞれ強みと弱みがあるため、どのサイトが合うかは登録してみないと分かりません。
複数の転職サイトの掛け持ちは問題ないため、いくつか登録して自分に合うサイトを探してみましょう。
ただし、複数の薬剤師転職サイトに登録すると、各サイトごとに初回のヒアリングや担当者とのやり取りが発生します。
何度も同じようなやり取りをするのは大変なので、ストレスにならない程度の登録数にしておくのがおすすめです。
エージェントは自分の手間を省くためにうまく利用する
薬剤師転職サイトの担当エージェントは上手に利用して、自分の手間を省きましょう。
エージェントをうまく活用するコツは、以下の通りです。
- 経歴や自分の希望は見栄を張らずに正直に話す
- 連絡頻度、希望する求人とのズレなどは我慢せずに要望を伝える
- 日程調整や面接対策など、求人紹介以外のサポートも利用する
転職エージェントに満足できるかは、「担当者との相性がよいか」次第です。
話しづらい、自分の希望する職種に詳しくないなどの担当者に当たった場合は、変更を依頼しましょう。
また、先ほども説明したようにエージェントは年収交渉や日程調整、面接対策など幅広いサポートを手がけています。
「自分でやるのが面倒だな」と思う内容は、だいたい転職エージェントに手伝ってもらえます。
エージェントに任せられる内容は依頼してしまい、自分しかできない作業に力を注ぎましょう。
自分が納得のいく求人にのみ応募する・絶対に妥協しない
求人票は細かいところまでチェックして、自分が納得できた求人のみに応募してください。
「ここが気になるけど、こんなもんかな」と応募時に妥協すると、必ず後悔します。
もし提示された求人に納得ができない場合、以下の方法を試してみましょう。
- どの部分が希望と合わないかをエージェントに伝える
- 自分の市場価値がどのくらいなのかをエージェントに相談する
- 近頃の転職トレンド、転職市場の状況を確認する
求人に妥協しないのはもちろんですが、薬剤師が余りつつある現状を考えると、自分が高望みしすぎていないかも確認したいところ。
自分の希望をエージェントと細かくすり合わせることで、より精度の高い求人紹介を受けられるようになるでしょう。
まとめ
今回は「薬剤師転職サイトを選ぶなと言われる意味や、転職サイトの選び方」についてお話ししました。
結論を言うと、一部の例を除き薬剤師転職サイトの利用がおすすめです。
まず、「薬剤師転職サイトは選ぶな」という言葉は「薬剤師転職サイトを絶対に使ってはいけない」という意味ではなく、以下のような意味・理由であるとお話ししました。
- デメリットを感じたくない人は使わない方がいいという意味
- サイトの内容を吟味せずに適当に選んではいけないという意味
- 転職サイトを使うと採用率が下がる場合があるという意味
言葉の意味を誤解せず、正しく理解することが大切です。
薬剤師転職サイトを使わない方がいい人は、以下の通りです。
- 自分のペースで誰にも急かされずに転職活動をしたい人
- 転職したい企業や病院がすでに絞れている人
- ミスマッチやギャップを防ぐために自分で転職先を選びたい人
これらの人は、薬剤師転職サイトを利用するメリットが無く、ストレスがたまる可能性があるので他の転職方法を選びましょう。
一方、薬剤師転職サイトを利用するべき人は以下の通りです。
- 転職活動を何から始めたらいいかわからない人・転職初心者
- 自分の適性や強み・現在の市場価値を客観的に分析したい人
- 効率よく転職活動を進めたい人・その方法を知りたい人
- 書類の書き方や面接など選考対策に不安がある人
上記の人は薬剤師転職サイトが提供するサービスにより、自分の希望する転職先に入れる確率が大きく高まるでしょう。
薬剤師転職サイトはたくさんありますが、以下のようなサイトは選ばないでください。
- 自分の希望に沿わない求人が多い
- 求人数が極端に少ない・ブラックな条件の求人が多い
- 口コミ・評判を見ると悪い意見が多い
- エージェントのマナーや態度が悪い・無理強いをしてくる
スムーズで満足度の高い転職をするために、サイト選びは慎重に行いましょう。
薬剤師転職サイトを選ぶ際の確認点は、以下の通りです。
- 自分が希望する職種の求人が多いかどうか
- マッチングや転職成功の実績が高いかどうか
- 利用者の口コミ・評判がよいかどうか
- 求人紹介以外に希望するサポートが受けられるかどうか
希望する転職先の職種・地域によってベストな薬剤師転職サイトは異なるため、自分に合ったサイトの見極めが大切です。
最後に、薬剤師転職サイトを上手に活用するための3つの心得をご紹介しました。
- 複数のサイトを併用していいとこ取りをする
- エージェントは自分の手間を省くためにうまく利用する
- 自分が納得のいく求人にのみ応募する・絶対に妥協しない
「こんなことまで頼んだら悪いかな」などと思わず、薬剤師転職サイトは使い倒すくらいの気持ちで臨むのがおすすめです。
薬剤師転職サイトを上手に利用して、満足度の高い転職を行いましょう!